生田川の付け替え工事完成
「1871(明治4)年、現在の神戸市中央区フラワーロードを南流していた生田川を、約800m東へ付け替える大工事が終わった。旧河道は天井川で東西を分断していた上、居留地から洪水への不満の声が上がり、社会事業家の加納宗七が工期わずか3か月という力業を見せた。・・・」2023年(令和5年)6月9日金曜日 神戸新聞ひょうご版 今日は何の日?より引用
「へぇー」、新神戸から三宮へ向かう道が旧生田川というのは聞いたことがありましたが、明治4年にわずか3か月で成し遂げた工事だったとは知りませんでした。今の加納町の由来となる加納宗七による事業だったことも、「へぇー」です。
日本は太古の昔より水の恵みに供していたが、一旦あばれると手がつけられない川に悩まされていました。そこで治水のために川の護岸工事や付け替え工事は昔から行われてきています。有名なのが京の都の鴨川の付け替え。そして湿地帯だった江戸を利根川の付け替えと隅田川を作って江戸に水の流れを作ったことなど。
治水のために必要だった川の付け替え工事ですが、統治者はさらに風水を取り入れて永遠に繁栄する都を作ります。街に流れる気の流れを川の付け替えによって制御したのです。山や池などの要素もありますがそれはまた別途。京は1000年の都、江戸は今のところ400年ですが、京や江戸はその後もずっと繁栄するでしょう。
治水のために川を付け替え、川の流れが街を変え、風水によるグランドデザインで繁栄を作り出していくという流れですね。風水は街づくりだけでなく、家づくりにも当てはまります。場の悪いところに”水”(トイレやふろ場、水槽など)を置き悪い気を流します。
家では気の流れをコントロールすることが、そのためにはなによりもきれいに掃除し片付けておくことが良い気を入れるポイントです。あっ、これを書いている机の周りは書類、ペン、はさみ、のりが散乱。まずは身の回りからのお片付けで良い気をいれていきましょう。
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