「太平洋戦争中、不要不急線として一部を除き運行を休止し、復活を果たせないまま1970(昭和45)年正式に廃止となった。
地元出資により工事の中断を乗り越え、29年に江原ー出石間の全線11.2㌔が開通したが、経済不況や円山川に架かる鶴岡鉄橋が水害によって2度も流失するなどで営業不振が続いていた。」
2023年(令和5年)7月20日(木)神戸新聞今日は何の日ひょうご版より引用。
江原は豊岡手前の山陰本線の駅で、出石は京都丹後と接する兵庫県の北部東に位置します。江戸時代の出石藩は3万石の石高で、周辺の豊岡藩(1.5万石)、村岡藩(1.1万石)、柏原藩(2万石)よりも大きかったのです。
明治になって廃藩置県となり出石藩は豊岡県を経て兵庫県に組み入れられますが、この辺りでは豊岡よりも栄えていたのではないでしょうか。
こんな出石ですが、戦争で鉄道がなくなります。鉄道があるなしでは、物資、人の往来で大きく差がでて町が栄える寂れるを決める最も大きな要因でした。
なので町に鉄道を敷くのは悲願だったでしょう。
今では出石城下は観光名所として、出石そばの名産もあり多くの観光客であふれています。
神戸からも車で2時間ちょっとでいける出石へ訪れてはいかがでしょうか。
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