「下駄の歯跡や、七寸七分という寸法がよく用いられたことから制定。明治生まれの俳人永田耕衣は、神戸・須磨の自宅付近をよく下駄ばきで散歩していた。愛用の品は歯が大いにちび、台の裏には散歩途上に刺さった釘がそのままに。遺された下駄にもその豪放な人物がうかがえる。〈片ちびの下駄の贅在り夏の海〉。」
2023年7月22日(土)神戸新聞今日は何の日ひょうご版より引用
日本人は下駄は草履とともに弥生時代からゴム靴が登場する1940年代まで履いており、日本人の足にびったりフィットする履物です。
下駄を履き、鼻緒を足指でつかんで歩く事で、足裏にある「足底筋膜」が刺激され、筋活動を促すことで足のアーチに乱れを防ぎ、外反母趾や偏平足を予防、改善する効果があるそうです。
さらに下駄を履くことで足指を刺激し、体重が足指にも乗るようになると姿勢がよくなり、猫背の改善につながる言われています。
この夏に長年履いていた下駄の鼻緒が切れて下駄を処分しましたが、効能がたくさんある下駄は足の健康だけでなく姿勢の改善、ひいては全身の健康によいですね。
さらに草履や雪駄も素足に直接畳表がふれ、現代のゴム製のスリッパよりも履き心地や健康に良いでしょうね。
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